果樹の学校 活動ブログ


NPO法人小田原食とみどりが運営する果樹の学校活動記録です。
小田原で栽培が盛んな「みかん」「うめ」「キウイ」を農家の畑で学びます。

ab4d1e43.jpg2009年6月7日
バレンシアオレンジの収穫を体験させていただきました。我が家は石橋地区大浜さんにお世話になっています。
当日はとってもいいお天気で、海も畑の緑もまぶしくて、気持ちよかったです。
オレンジの収穫の仕方を教えてもらって、どんどんカゴの中へ…
長男(小4)黙々と収穫、弟妹の届かないところも挑戦。
二男(小2)何故かタオルでオレンジを磨き始め止まらず(そんな作業は指示されてません!)
長女(年中)ハサミが危ないのでお父さんと一緒に。
子供達はカゴに侵入してくるぶっといミミズに興味津々でした。
私はオレンジの色が青く戻ってしまうことや、今年の立派なオレンジと来年とれる赤ちゃんオレンジが同時に木についてることを初めて知りました。

畑のものを次々味見させてもらって、どれも美味しかったです。休憩ばかりしてたような気もします。

帰りにオレンジいただいて、にこにこ笑顔で見送ってもらい、関西人の私達夫婦に、新しく実家が出来たようで、嬉しいです。次は8月、とても楽しみです。

斜面での作業をお二人で、農薬も減らして頑張っていらっしゃるのを知って、いただいたオレンジの皮はありがたくオレンジピールにしました。

2009年6月14日(日)
曇りのち希望の晴れ。
「一を聞いたら、十を知れ」 長谷川さんの本日の極意がつげられた。
今日は梅とキューウィの作業から、果樹の基本を学ぶことになった。
まずは、熟した梅の実の収穫術を伝授された。
虎の巻その1、まず、未熟で落果したか、熟して落果したか、すばやく見分けよ。
虎の巻その2、さらに、虫やなめくじにやられていないか、どうか、一瞬で見分けるのだ。
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猛スピードで、熟した梅の実を収穫して、いよいよ、長谷川師匠の厳しい選定が始まった。
未熟な実や虫にやられた実がはじかれる度に、心臓がどきどきする。まだ、まだ、修業が足りない・・・
朝取りの梅を長谷川師匠が絶妙の塩かげんで梅干にしていく。できあがった梅干を想像したら・・・
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お昼に師匠の奥さんからおいしい真竹の煮物をいただき、気分一新。
午後は、伊藤さんから、キューウィの剪定術を伝授された。
虎の巻その3、剪定ハサミで手を切らないために、左手はハサミの上のツルを持て。
虎の巻その4、からんだツルを見つけるには、暗部をさがせ。
虎の巻その5、からんだつるを剪定して、光を入れよ。
虎の巻その6、進んだら、かならず振り返って、見過ごしを無くせ。
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伊藤さんの教えを胸に刻みぐるぐるにからんだツルを切り刻んでいると、あることに気づいた。
前方にからんだツルを見つけると、どうしても切りたくなって前に進んでしまう自分の癖を発見。
日々の仕事も問題が見えるとすぐ取り組んでしまって、場当たり的な仕事、職場になることもあった。
剪定を通じて、周りを見渡し全体的な視野をもって仕事をする術をたたきこまれた。
また、からんだツルは、まっすぐに理想に向かって進んでいる人を批判する人に似ていると感じた。
どんなに元気で勢いがあっても、実をつける他のツルを邪魔しては、全体が委縮してしまう。
どんなにからまれても、まっすぐにのびていくツルのようでありたいと下腹に力を入れて剪定をした。
15時、長谷川師匠が迎えにきてくれた。真竹の筍と玉ねぎをいただき、収穫の喜びを胸にかかえながら駅に向かった。いよいよ7月は、みかんの摘花の修業だ。(つづく)

2009年6月7日(日)

梅は、用途によって収穫時期が違うことを前回農家の方に教えていただいた時は驚きました。

今回も収穫のお手伝いでしたので、前回と内容かさなるところがあります。

梅酒用には、梅の実が若く青い時に収穫しました。
前回は雨の中での収穫でした。 雨であろうが待ったなし!!で、1日も休みなく農家の方は収穫が続くそうです。

昨日は気温も上がり、木の下に溜まった梅の実は涼しそう。(コロコロと出荷待ちといったところっでしょうか?)

除草剤を使用しないのでので、草はにょきにょきに。栽培にこだわって自然の中で育った作物の出荷先は??

偶然にも今回お世話になっている農家の方が収穫した梅が、パルを通し自宅に届くという奇遇がありました。
自宅の梅酒の様子と共に、次回報告したいと思っています。

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