果樹の学校 活動ブログ


NPO法人小田原食とみどりが運営する果樹の学校活動記録です。
小田原で栽培が盛んな「みかん」「うめ」「キウイ」を農家の畑で学びます。

2007年12月

3e2e9b97.jpg 今回の作業は、早生品種(藤中)の収穫でした。昔から作られている品種で早生という名前ではなく、藤中という品種名で流通しているそうです。木の上のほうでしかもヘタが細いのがおいしいそうです。出荷用と我が家へのお土産用を収穫しました
収穫は、最初にヘタを5mm程度残して木から摘みとり、そのあと出荷段階で他の果実に傷を漬けないようにヘタを平らに切り取ります。一時間程度収穫しましたが、一人では一本の木の収穫が精一杯でした。

68339a59.jpg生協用に出荷する木への薬剤散布は他の木よりも早めにしかも少ない回数のため、病気などで黒い点があったり、白い傷がある果実が多いのですが、捨ててしまうのはもったいないと思い、何でもかんでも収穫しました。出荷用に回ると聞いて、商品にならないような果実や摘み取り方が下手くそな果実が混じっていては買い叩かれるのではないかと心配しましたが、収穫後に一旦その畑にある保存庫に保存すると聞いて安心しました(多分そこで商品にならないものははじかれてしまうでしょう)。生協は厳しい基準があって、出荷に異物が混じっていたりすると、一定期間、出荷停止になるそうです。見た目が悪い果実でも、味は甘くて濃厚でおいしかったです。家にもち帰って食べてみて気づいたのですが、日にちがたってからの方が甘さが増していました。

98c38d60.jpg 今回の作業は、晩柑の袋かけでした。他の柑橘系とは異なり紫外線があたると色づかないセミノールオレンジという品種で、お正月のお飾りによく使われるようです。袋は、表面は緑色で内側は黒の外袋と赤色の内袋の二重構造になっています。袋の表側中央に5cmほどの切込みがあり、右端に5cmほどの針金が仕込まれています。
まず、卵大の大きさに成長した果実を袋の中に入れ、果実のヘタの部分が切込みの先端に来るように(袋の真ん中に果実が来るように)入れます。
499b3260.jpg左上、右上の順番に三角に折り込み、最後に仕込まれている針金を廻すように折って袋を固定します。簡単にお手本を見せてもらいましたが、葉っぱが邪魔になって針金の折り方が弱く袋を固定できません。後からチェックしてみると、すぐに落ちてしまいそうなものもあり、全部きちんと固定できたか心配です。40~50分の作業でやっと1本の木を仕上げることができました。

1ac718c1.jpg 次に、前回摘果した極早生みかんの収穫です。約30分の作業でみかん箱に4箱ぐらいの収穫ができました。3ヶ月前はピンポン球くらいだったのに、十分に成長して色づいていましたが、摘果が上手にできなかったせいか一本の木なのに果実の大きさがバラバラでした。でも、摘果みかんを搾ったジュースはとても酸っぱかったのに、とても甘い果実に成長していました。
455ed2c0.jpg収穫したみかんはとても重いので、急峻なみかん畑に設置している運搬用モノレールに乗せて下ろしました。収穫時のポイントは、ほかの果実を傷つけないためにヘタを短く切ることです。次回は早生みかんの収穫作業のお手伝いなので十分に注意することにします。

 果樹栽培・収穫の難しさを実感しつつ、当日は雲ひとつない晴天に恵まれ、みかん畑から相模湾全体と遠くにランドマークタワー、房総半島まで見えて、小田原米神地区の良さを満喫し、充実した一日でした。

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