果樹の学校 活動ブログ


NPO法人小田原食とみどりが運営する果樹の学校活動記録です。
小田原で栽培が盛んな「みかん」「うめ」「キウイ」を農家の畑で学びます。

2015年05月

当日は雨が降るかも、と心配していたのですが田中さんも同じだったらしく、雨になったらこんなことをしよう、あんなことをしよう、と色々考えて下さっていた様子です(感謝)。

キウイ畑では雄花と雌花の見分け方を教わって受粉。有機の畑には外界との間に緩衝地帯を設ける、農作業の道具は他の畑用のものと混在させない、受粉の増量剤にカラー粉を用いないなど、真面目で厳しい取り決めがあることを知りました。「有機栽培」の言葉の意味を少し理解した気がします。

受粉の後は手もみ製茶。キウイだけでなくお茶の出来るまでのプロセスも初めて知ることばかり。ホットプレートでひたすら揉んで約1時間、とてもきれいで香り高い緑茶が出来上がりました。おみやげの茶葉を持たせていただいたので家でも天ぷらとお茶作り。初回からとても実りある果樹の学校となりました。

Kファミリー 

 

517日に生産者の石井さんの畑で行われたみかんの花見に小学1年生の子どもと参加してきました。畑の入り口にはキウイの木が植えてあり、まずキウイの雄花と雌花の違いを教えていただきました。
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[キウイの雌花]


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[キウイの雄花]

 

キウイは雄株と雌株で木が別々で、開花時期をずらすために標高の低い所に雄株を植えて花粉をとるそうです。雄花は花粉がこぼれないようにつぼみの状態で摘むそうです。
 

受粉をすると雌花の花びらが自然と落ちるということも初耳だったので驚きました。
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[受粉した雌花]

 

次にレモンの木を見せてもらいました。レモンの果実はもちろん良い香りがしますが、花だけでなく葉っぱまでいい香りがしました。レモングラスのようなさわやかな香りで、かぐとすがすがしい気分になりました。

 

それから今回のメインであるみかんの木を見に行きました。石井さんのお宅では毎年みかんの花が咲くとその甘くてさわやかな香りが家の中にまで漂ってくるそうです。

「みかんは受粉しなくても実がなるから、普通は受粉させないんだよ。種ができると実が強くなってしまうからね。」と石井さんが教えてくれました。

違う品種の受粉には蜂が使われているので、周りに違う品種の木が植えられていると、みかんの花に違う品種の花粉がついてしまい、種があるみかんができるそうです。私はみかんに受粉がいらないという事を知らなかったので、ひとつ勉強になりました。

畑にはたくさんのみかんの木が植えられていたのですが、花が咲いている木もあればまったく花が咲いていない木もありました。




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[花が咲きすぎの木]

たくさん花が咲けばたくさんみかんがとれるのかといったらそうではなく、花が咲きすぎると木の体力を奪ってしまうそうです。花が咲きすぎた木とまったく花が咲いていない木がたまたま隣り合っていたのですが、まったく花が咲いていない木は昨年花が咲き過ぎていたそうです。木のためにも花にはちょうど良く咲いてもらいたいと思いました。

 

花が咲くのは木から出てきた新芽の所からだそうです。

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[みかんの花と新芽]
 

みかんは梅雨明けに整理落下で半分近くの実が落ち、そこから木の状態を見ながら摘果し、おいしいみかんができるようにするそうです。脚立を使わなければならないほど背が高い木もあるし、木の本数自体も多いので、摘果作業はすごく大変なのだろうと思いました。

 

おいしそうなみかんができたとしても収穫まで油断はできません。そろそろ収穫しようと思っていたものがカラスに1日で食べつくされたり、おいしいといわれている品種の果実が収穫直前にハクビシンに食べつくされたりと苦難の連続だそうです。

「せっかくできたと思っても上からは鳥に食べられるし、下からはイノシシとかハクビシンとかに食べられるし、本当に大変だよ。」という言葉を聞いて、自分が普段食べているみかんはそのような中で無事収穫されて届けられているのだとしみじみと思いました。

 

ゴールデンオレンジの木には鳥よけのためのネットが掛けられていたのですが、「確かに鳥はよけられるけど、このネットをかけるのもとるのも大変だ。」と石井さんが言っていました。木には水分が抜けてぽふぽふになった小さな実がたくさんついていたのですが、これは寒波の影響で木が自分の身を守ろうとして実から木へと水分を吸い上げた結果だそうです。残念なことに実から吸い上げた水分が木から実に戻ることはないそうです。「夏の日照りでみかんは甘くなるけど、寒波には弱い」というのが印象的でした。

水分がなくなってぽふぽふになった実ですが、参加していた子ども達には大好評で、みんなむしゃむしゃとおいしそうに食べていました。「どうせ出荷できないし、全部とらなきゃならないからみんな全部取っていいよ!」と石井さんに言われたので、子ども達は「やったー!」と喜んで洋服のポケットの中やかぶっていた帽子の中にせっせと詰めていました。 

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[水分が抜けたゴールデンオレンジ]        


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[実をとって食べている様子]

 
みかんの花見が終わった後に草刈り機を見せてもらいました。作業の中では草刈りが一番大変で、草刈りをしても10日もすれば新しい草が生えてくるそうです。夏は「おしっこが茶色くなるくらい汗をかく」と石井さんから聞いて、「過酷な環境の中でもこだわりを持っておいしいみかんを作ってくれているんだな」と作業中の体調が心配ではあるけれどもありがたく思いました。

 

今年は天候の影響でキウイが不作で2~3トンくらい廃棄になり、動物に食べられないようにと深い穴を掘って埋めたそうです。しかしキウイのにおいをかぎつけた動物に掘り返されて食べられてしまったとのことでした。

「廃棄になって持ち帰るときに、おいしいから食べながら帰ってくるけど、食べられても10個が限度なんだよね」という言葉を聞いて胸が痛くなりました。

廃棄になる基準は消費者である私にはわかりません。「おいしく食べられるのに何で?」と思う事もあります。「生産者が丹精込めて育てた果物なのだから、できるだけ多くの人のもとに届いておいしく食べてもらいたい」と願わずにはいられませんでした。

 

今回はみかんの花見でしたが、みかん以外にも普段見ることができないキウイやレモンなどの花を見ることができて良かったです。実際に自分の目で見て、においをかいで、生産者の人と話すことで、今まで知らなかった事も知ることができました。今はまだ花の状態のみかんがこれからどのように成長していくのかを見ることができるので、次回からの交流も楽しみにしています。

この日は、受け入れて下さる農家さんとの顔合わせで緊張して参加しました。

 

我が家は横浜在住で、実は小田原農業体験に参加させて頂いて、3年目になります。

2013年度は田んぼの学校、2014年度、畑の学校(初級)につづいて、今年は果実の学校(キウイコース)です。

通えば通うほど小田原の魅力に取り憑かれていき、毎回行き1時間半、帰り3時間の道のりを楽しく通わせて頂いております。

お陰さまで、色々な体験をさせていただき、感謝しております。

 

さて、オリエンテーションですがコース毎に一軒の農家さんにいくつかのチームがお世話になるものと思っておりましたが、

実際には、一グループごとにお世話して下さる農家さんがいらして、マッチングが発表になるにつれて、だんだんと未熟な我が家が務まるものかと心配になってきました。

 

我が家をご指導下さるのは、果実の学校の校長先生でもいらっしゃる長谷川さんでした。

第一印象は厳格そうな方でしたが、お話してみるととても気さくで奥様もお優しい方でほっとしました。

連絡先と次回の活動日を決めた後、次回の集合場所でもある長谷川さんのお宅と畑を案内していただきました。

 

キウイの他にみかんや幾つもの作物を生産されているそうで、広大なミカン畑の山をグングンと車で案内していただいた先に見えたのは、小田原の街を一望する素晴らしい景色でした。

小田原に通って3年目にして初めて見た絶景でした!!!(写真を撮らなかったのが悔やまれます。。。)

また違う小田原の魅力を発見し、次回の作業がとても楽しみになりました。

 

また、前シーズン最後のキウイのお土産まで頂いてしまいました:)

長谷川さんのご迷惑にならない様に頑張らねばと決意し、小田原を後にしました。

 

Kファミリー

小田原に長く住み、窓から山や田んぼ・畑が見えるのに食べ物は「買って」「食べる」だけで暮らしてきました。今回、パルシステムの果樹の学校を知り、果実が育つ「過程」を想像したらワクワクしてしまいました。今はもうすっかり大人になってしまった息子まで誘っての参加です。(もっと小さいときに体験させてあげたかった!)

私たちを受け入れてくださるのは田中さんです。お茶や果樹・野菜など、想像していたより大規模な農業を営んでいらっしゃるご様子。キウイに雄花と雌花のあること、花粉は保存してタイミングを見計らって受粉すること、出荷までの温度管理など、ほんの少し話しただけでもいくつも面白いことを教えていただき今後の期待が膨らみます。初回の活動は5/24、キウイの受粉です。果樹の学校、今年いちばんのワクワクが見つかるかも知れません!


今後ともどうぞよろしくお願い致します。



 


(Kファミリー)

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