果樹の学校 活動ブログ


NPO法人小田原食とみどりが運営する果樹の学校活動記録です。
小田原で栽培が盛んな「みかん」「うめ」「キウイ」を農家の畑で学びます。

カテゴリ: みかんコース

82日(日)に開催された「みかんの摘果・ジュース作り体験」に家族3人で参加しました。
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月にはまだ花が咲いていたキウイの木に実がなっていました。
収穫できる大きさの8割程度まで成長していたようです。
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か月でこんなにも成長するのかと驚きました。

5月キウイの雌花
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8月キウイの実
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みかんはいっぱい実がつくので、ある程度の実を落とす(摘果する)必要があるそうです。摘果で実を落としすぎると実が大玉になりすぎてしまい、逆に残す実が多すぎると実1個あたりにいく養分が少なくなってしまうそうです。疲れている木は余計にもぐなど、木の状態を見ながら摘果するそうです。

畑の地面には少しオレンジ色に色づいたみかんがいくつも落ちていました。これはみかんの木が自分で実を落とした(自然落下した)ものだそうです。みかんの木が自分で実を落とす判断をするというのがなんだか不思議です。自然落下した後に摘果をして実の量を決めるそうですが、自然落下し過ぎると摘果する実がないということにもなるそうです。

自然落下した実
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地面には自然落下した実がたくさん 

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摘果体験に入る前にハチや蚊が多いから気をつけるようにと注意がありました。蚊が本当に多かったので、蚊取り線香は必須でした。蚊取り線香は携行したり木にかけたり地面に置いたりして使うようです。木をゆするとハチがいた場合よけていくから、摘果前に木をゆするようにと教わりました。

摘果体験の場所に到着後、摘果作業のやり方を教えてもらいました。早生みかんは、葉っぱ25枚に対し1個ならせるそうです。

○摘果のポイント

・小さい実を落として大きい実を残す

・傷のある実を落として枯れ枝も落とす

「枯れ枝は黒点病のもとになるので、とってください。」と言われました。下の画像が黒点病のみかんです。黒い点々があちこちにあります。病気なので、この実も落とします。

黒点病のみかん
 

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みかん畑の中をアゲハチョウがひらひら飛んでいたので「わあ!ちょうちょだ!」と子どもたちは喜びました。しかし、「アゲハの幼虫がみかんの葉っぱを食べるんだよ。」と石井さんに言われて、「きれいだけどみかんにとっては害虫なんだね」という言葉が出ました。同じチョウでも昆虫採集では人気者に、みかん栽培では厄介者になるのだなと思いました。

みかん畑の中でカミキリムシを見かけたらすぐに殺すことにしているそうです。みかん栽培にとってとても厄介なのだと思います。摘果体験中に見つけたカミキリムシは首をはねた後も動き続けていたので、一同驚きました。


また、みかんの木がクモの巣だらけで頭や体に必ずかかってしまったので、「なんでこんなにクモの巣が多いんですか?」と生産者の石井さんに聞いてみました。すると「害虫が多いからクモの巣も多い。害虫がいなければきっとクモもいない畑になるよ。」と言われました。石井さんの畑では農薬をほとんど使用しないため、害虫も含めて生き物が多いのかなと思いました。本当にたくさんのクモが巣をはっていたので、きっと多くの害虫が石井さんのみかんを狙って食べにくるのだと思います。

摘果前のみかんはこのように鈴なりになっています。

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摘果する際のコツですが、みかんの実はてこの原理を使うとポコッととれるそうです。

てこの原理の話を聞く前は実を必死に引っ張って取っていたのですがなかなかとれず、てこの原理を使ったら面白いように軽くポコッととれたので驚きました

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参加者は協力してみかんの木2本分の摘果作業をしました。木の低いところは楽に手が届くけれども、木の高いところは脚立に上って作業しなければならず、大変でした。暑い中蚊に狙われながらの摘果作業で汗だくになりました。木2本分を10人以上でやってもつらいのに、この作業を何時間も何日も毎年続けていらっしゃる石井さんはすごいと思いました。

みかんの摘果が終わったので、いよいよお待ちかねのジュース作りです。

はじめに小さなスーパーボールのように丸いみかんをたらいにたくさん入れて、冷たい井戸水で洗いました。次にしぼりやすいように洗った摘果みかんをカットするのですが、半分にカットするよりも十字に切れ込みを入れた方がしぼりやすいそうです。

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カットしたみかんをジューサーに入れてしぼります。
使用したジューサーはなんと40年ほど石井家で活躍しているそうです。「昔のものは作りが単純だからか丈夫で長持ちだね。」と石井さんが言っていましたが、まさにその通りだと思いました。物を大切に使う事の大切さも感じました。


市販のものでワックスをかけてあるみかんは、搾った時にみかんの汁が分離するそうです。石井さんの栽培しているみかんにはワックスをかけていないので、安心して皮ごと搾れます。皮と一緒に搾るからこそ、香りが良くおいしいジュースに仕上がるそうです。

摘果みかんは1個約20グラムと軽いですが、これが成長すると5倍くらいの重さ(約100グラム)になります。摘果を余計にやればみかん1個を120グラムとか140グラムとかにもできるそうです。


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緑色の摘果みかんからできたジュースはさわやかな香りの黄色いものでした。摘果みかん1キロで約500mlのみかんジュースができます。搾り過ぎると苦味が出てしまうため、適度に搾るというのがポイントのようです。

この搾り汁をそのまま飲むと、「酸っぱい」「苦い」「なんとか飲める」といったような感想が出ます。しかしこの搾り汁に砂糖を入れて水で薄めると、とてもおいしい摘果みかんジュースになります。

甘くした摘果みかんシロップは、凍らせてシャーベットにしてもおいしいし、牛乳で割ってラッシー風にして飲んでもおいしいです。石井さんの奥様が「子ども達用に」と作って下さったシャーベットは特に好評で、みんな「おいしい!」「おいしい!」と言ってあっという間に平らげました。


この日搾った摘果みかんのカスは大きなバケツで1.5杯ほどの量になりました。みかんの搾りカスは畑にまいて肥料にするそうです。

9月いっぱいまで暑いとおいしいみかんができるそうです。いい天気だと甘みが蓄積され、逆に雨が降ると水を吸って味が薄くなるそうです。

 

摘果・ジュース作り体験はあわせて2時間の体験でしたが、暑い中での摘果作業はとても大変でした。石井さんのところでは摘果したみかんが1トン位になることもあるようです。香りが良くて味もいい摘果みかんをただ捨ててしまうのは、やはりもったいないと思います。ジョイファーム小田原では摘果みかんを使って「緑(あお)みかんシロップ」という商品を製造・販売しているので、多くの方にこの爽やかな味を味わっていただきたいです。

石井さんはみかん栽培のプロなので摘果作業も流れるような速さで行っていましたが、手作業で広大なみかん畑の摘果作業を行うのは、終わりが見えない果てしない作業に思えます。おいしいみかんができるまでには生産者の方の絶え間ない努力があるのだと改めて感じました。

次回の体験はいよいよ収穫です。摘果して木に残されたみかんたちがどのように成長したかを見るのが今から楽しみです。

  


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2日太陽がさんさんと降り注ぐ中、中井さんのみかん畑に行ってきました。

今日の作業は「摘果」作業です。



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大きな木やこれから大きく育てる木など、どの木にも鈴なりに青い小さな「早生みかん」がなっていました。

摘果の基準はあるようですが、そんなこと考えていたら仕事にならないそうです。



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小さいもの、傷が付いているものを摘果。これから木を育てるため、ついている実は摘果。

ここまでは素人の私でも簡単にお手伝いできました。

でも…実が大きく育てるための摘果は、どれを残してよいのかわからない。

どの「みかん」も美味しい実になりそう…など考えながら、たくさん付いている枝のみかんを摘果。

中井さんの所では摘果した実は全て下に落としてしまうそうです。

せっかく頑張ってここまで育った「みかん」なので、大きめの実はいただいてきました。



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炎天下の作業の合間に飲んだお茶、美味しかった~



中井さんのご自宅に戻ってからいただいたレモンはちみつジュースは最高のご馳走でした。

みかんの花のはちみつにレモンの搾り汁を混ぜたものです。

どちらも中井さんの畑の自家製です。

養蜂家さんがいらして、みかんの花のはちみつを採取するそうです。

本物の「はちみつ」の味がすごく濃く、レモンのさわやかさと合わさって、汗だくの体にしみ渡ります。



1時間ちょっとの作業でしたが、30分もやると滝のような汗。

お二人で広い畑を作業されるのは大変だと感じました。

すれて出来た傷が付いただけでクレームになったり(中身は変わらないのに)するそうです。



甘夏、オレンジの収穫、摘果を体験して作業の大変さと、傷があろうが無かろうが見た目関係なしに美味しいこと。

そして何より園主が「美味しい」と太鼓判を押す時期に収穫した実の美味しさを味わえたことに感謝です。



摘果が上手に出来たかは、11月の収穫の時にわかりますね。

これから来る台風に負けないでね。



いただいてきた摘果みかんで絞ったジュースにはちみつを加え、ジュースにしてみました。

サッパリとしていて、レモンはちみつとまた一味違った夏のドリンクでした。

(Mファミリー)

 


 


 


 


 


 


 












 


 


 


写真1

8月2日(日)神奈川県小田原市田島。



お日さまサンサン、この日も暑い一日でしたが、小田原産地交流、みかん農家さんの石井さんのお宅へ、摘果みかん収穫&ジュースづくりに行ってきました。



石井さんのご自慢のみかん畑へー広大な敷地に数えきれないくらいのみかんの木!

石井さんは四駆の軽トラックでみかん畑へ作業へ向かわれるそう。



まず、どんなみかんを摘果するかの説明。

葉っぱ25枚に対して1つの実を残すように、あとはすべて摘果。

これがなかなか大変!


高い木は、木にのぼったり、脚立で作業をします。

とにかく暑い!!!暑い!!蚊もたくさん!!!

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石井さんはこの作業をふだん、いつも、奥様とたったふたりでされているそう。

「えかき虫」などの病気の実や葉っぱもこのときにチェック。



 摘果みかんは、ひとつ約20グラム。本収穫のときの、M~L玉が約100グラム~120グラム。

これから、秋にかけて、約5倍に成長するんですね。

だから、この時期に「摘果」することは、みかんの成長にとっても非常に重要なこと。



摘果したみかんを洗う作業。冷たい井戸水で洗う仕事は子供たちの役割。

きゃ~きゃ~いいながら、みんな楽しそう。

なんだか、桶に浮いているから、スーパーボールで遊んでいるようにしか見えない

母たち。。。笑!ころころ、とってもかわいいです。
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石井さんの秘密兵器(笑)の30年来愛用の、ジューサーを使って、果汁を絞ります。

子どもたちも一生懸命お手伝い!

鍋いっぱいの摘果みかんをしぼっても、500ミリペットボトルに満たないほど。

それくらいたくさんの摘果みかんを使用します。なんて贅沢!!!!!

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石井さんは以前、ジュースように、1tの摘果みかんを出荷したこともあるとか。すごいですね。



みんな子どもたちも、石井さんが大好きになって、一生懸命お手伝いよく頑張りました!

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しぼりたてのジュース原液そのまま、みかんジュースを牛乳で割ったもの(ラッシーのようなおいしさ)、ジュースを凍らせてアイスにしたもの、ジュースに砂糖をいれて水で薄めたジュースなど。

たくさんごちそうしていただき、子どもたちも大喜びでした。



夏の疲れも吹っ飛びそう!



ジョイファーム小田原の「緑(あお)みかんシロップ」は、製品化もされていて、インターネットで限定販売や、パルシステムのイベント出店、ときどきカタログにも登場!


実は隠れた人気商品で、発売されるとすぐ売り切れてしまうんだとか!

見つけたら、必ずチェックしてみてください!

とってもおいしいですよ。部活やスポーツの間のドリンクにもぴったりだなぁ~と、私は思いました。

ぜひぜひお勧めです!



石井さんありがとうございました。



次回小田原産地交流は秋に。みかんの収穫が待っています!


 


相模湾を一望出来るのどかな山の斜面にあるミカン畑。
5月~7月は、ニューサマーオレンジやバレンシアオレンジの収穫を体験しました。木に登ったり、脚立を使ったり。私達は数時間ですが、それでもかなりの収穫量になるので実際はなかなか大変な作業だと思います。

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私達を一年間お世話して下さるのは、鈴木農園の鈴木さんご夫妻です。鈴木さんご夫妻からみれば孫にちかい歳の娘も直ぐに慣れて、毎回の活動を楽しみにしています。
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ご夫妻のみかん貯蔵庫で稀少な柑橘のカラマンダリンを頂き大喜びの娘。収穫して持ち帰ったみかんはお裾分けをしたり、ジュース、ゼリーで美味しくいただきました。

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もいだばかりのミカンは下部が甘く、上部にいくと酸味が強くなるので、10日ほどおくと甘味と酸味が交わって全体的にまろやかな味になるそうです。ぜひお試し下さい。





(Sファミリー) 


 


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517日に生産者の石井さんの畑で行われたみかんの花見に小学1年生の子どもと参加してきました。畑の入り口にはキウイの木が植えてあり、まずキウイの雄花と雌花の違いを教えていただきました。
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[キウイの雌花]


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[キウイの雄花]

 

キウイは雄株と雌株で木が別々で、開花時期をずらすために標高の低い所に雄株を植えて花粉をとるそうです。雄花は花粉がこぼれないようにつぼみの状態で摘むそうです。
 

受粉をすると雌花の花びらが自然と落ちるということも初耳だったので驚きました。
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[受粉した雌花]

 

次にレモンの木を見せてもらいました。レモンの果実はもちろん良い香りがしますが、花だけでなく葉っぱまでいい香りがしました。レモングラスのようなさわやかな香りで、かぐとすがすがしい気分になりました。

 

それから今回のメインであるみかんの木を見に行きました。石井さんのお宅では毎年みかんの花が咲くとその甘くてさわやかな香りが家の中にまで漂ってくるそうです。

「みかんは受粉しなくても実がなるから、普通は受粉させないんだよ。種ができると実が強くなってしまうからね。」と石井さんが教えてくれました。

違う品種の受粉には蜂が使われているので、周りに違う品種の木が植えられていると、みかんの花に違う品種の花粉がついてしまい、種があるみかんができるそうです。私はみかんに受粉がいらないという事を知らなかったので、ひとつ勉強になりました。

畑にはたくさんのみかんの木が植えられていたのですが、花が咲いている木もあればまったく花が咲いていない木もありました。




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[花が咲きすぎの木]

たくさん花が咲けばたくさんみかんがとれるのかといったらそうではなく、花が咲きすぎると木の体力を奪ってしまうそうです。花が咲きすぎた木とまったく花が咲いていない木がたまたま隣り合っていたのですが、まったく花が咲いていない木は昨年花が咲き過ぎていたそうです。木のためにも花にはちょうど良く咲いてもらいたいと思いました。

 

花が咲くのは木から出てきた新芽の所からだそうです。

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[みかんの花と新芽]
 

みかんは梅雨明けに整理落下で半分近くの実が落ち、そこから木の状態を見ながら摘果し、おいしいみかんができるようにするそうです。脚立を使わなければならないほど背が高い木もあるし、木の本数自体も多いので、摘果作業はすごく大変なのだろうと思いました。

 

おいしそうなみかんができたとしても収穫まで油断はできません。そろそろ収穫しようと思っていたものがカラスに1日で食べつくされたり、おいしいといわれている品種の果実が収穫直前にハクビシンに食べつくされたりと苦難の連続だそうです。

「せっかくできたと思っても上からは鳥に食べられるし、下からはイノシシとかハクビシンとかに食べられるし、本当に大変だよ。」という言葉を聞いて、自分が普段食べているみかんはそのような中で無事収穫されて届けられているのだとしみじみと思いました。

 

ゴールデンオレンジの木には鳥よけのためのネットが掛けられていたのですが、「確かに鳥はよけられるけど、このネットをかけるのもとるのも大変だ。」と石井さんが言っていました。木には水分が抜けてぽふぽふになった小さな実がたくさんついていたのですが、これは寒波の影響で木が自分の身を守ろうとして実から木へと水分を吸い上げた結果だそうです。残念なことに実から吸い上げた水分が木から実に戻ることはないそうです。「夏の日照りでみかんは甘くなるけど、寒波には弱い」というのが印象的でした。

水分がなくなってぽふぽふになった実ですが、参加していた子ども達には大好評で、みんなむしゃむしゃとおいしそうに食べていました。「どうせ出荷できないし、全部とらなきゃならないからみんな全部取っていいよ!」と石井さんに言われたので、子ども達は「やったー!」と喜んで洋服のポケットの中やかぶっていた帽子の中にせっせと詰めていました。 

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[水分が抜けたゴールデンオレンジ]        


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[実をとって食べている様子]

 
みかんの花見が終わった後に草刈り機を見せてもらいました。作業の中では草刈りが一番大変で、草刈りをしても10日もすれば新しい草が生えてくるそうです。夏は「おしっこが茶色くなるくらい汗をかく」と石井さんから聞いて、「過酷な環境の中でもこだわりを持っておいしいみかんを作ってくれているんだな」と作業中の体調が心配ではあるけれどもありがたく思いました。

 

今年は天候の影響でキウイが不作で2~3トンくらい廃棄になり、動物に食べられないようにと深い穴を掘って埋めたそうです。しかしキウイのにおいをかぎつけた動物に掘り返されて食べられてしまったとのことでした。

「廃棄になって持ち帰るときに、おいしいから食べながら帰ってくるけど、食べられても10個が限度なんだよね」という言葉を聞いて胸が痛くなりました。

廃棄になる基準は消費者である私にはわかりません。「おいしく食べられるのに何で?」と思う事もあります。「生産者が丹精込めて育てた果物なのだから、できるだけ多くの人のもとに届いておいしく食べてもらいたい」と願わずにはいられませんでした。

 

今回はみかんの花見でしたが、みかん以外にも普段見ることができないキウイやレモンなどの花を見ることができて良かったです。実際に自分の目で見て、においをかいで、生産者の人と話すことで、今まで知らなかった事も知ることができました。今はまだ花の状態のみかんがこれからどのように成長していくのかを見ることができるので、次回からの交流も楽しみにしています。

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